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硝子玉のように澄んだ瞳でいられたら 私はどんなに幸せでしたでしょうか 瞳に映る全てが いつまでも綺麗でありますように 穢れを知らぬまま 此処に在ることができたら 私はどんなに幸せでしたでしょうか 砂時計の砂が落ちるごとに 黒く歪んだ意味を知る 優しさの暖かさも 哀しみの冷たさも 機関が造り出す模倣品 そ...
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沈むように消える思慮 焼きつく茨は 女神の残した愛憎 思慮の行末を見守る者は ただ一人として現れず 焼けつく茨は 透きとおるように鮮やかで 賑わう人々とは 相違しながら静かに燃ゆる 死に直結せず ただ燃え盛る炎をこの身に受けては 哀しみに浸りながら 紅に染めては 笑ってみせた 幾年も重ねる過ちを嘆いては 何も...
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