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黒く染まりゆく自身を 分離されたペルソナが 数多に昇り詰め見つめていく 無限に殺した罪の形 愛していた嘘の形 愛すら嘘であるならば それは痛みを伴う慰めの行為 首吊り人形の願い事 啄ばまれた案山子のジレンマ 鮮血の聖母の世迷言 黒く染まりながら 白い笑みが差し出すのは 美しき奈落へを突き落...
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形のない光の渦 日の光に反射して 照らし出す愛しい姿 ガラス越しに重ねた指先は 氷のように冷たく いつか抱き合った体も 一枚のガラスに阻まれて 凍てついた体は ガラスに身を委ねながら ゆっくり力を失った 体から熱を失うように ガラスの隔たりが 私から愛しい姿を奪ってしまう 冷たい口づけも 体に染み込んでいく ...
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