MENU

薄暗い昼の ぼやけた色彩 温もりは常に依存を求め そこにいる私は 心地よい温もりから 逃れることができない 目を見開いたまま 砂糖菓子の夢を見るばかり 音を立てて 刻んでいく絶対的な針に 少しずつ急き立てられ 私は14時の絆を目指し その依存を振り払う そんな、ぼやけ...
続きを読む

赦されない過去への懺悔 閃光が招く 朽ち果てる世界 眼前に墜ちる 黒と青の一次元 数多の罪を背負い 罰の剣を胸に刺しながら 私は懺悔を口にする 小さなナイフを また一つ刺しながら 彼方の苦悩は 私に向けられた罰 痛みを知らなければ 懺悔は終わらない その痛みに耐え兼ねて 瞳から...
続きを読む

普遍性のない夜 一定のリズムを刻む 時計の針に指先を向ける 魔女の陰謀を求めて さまよう乙女 薬漬けの身体で 最期の針は一瞬で時を越える それは きっと秒単位で過ぎ行く 孤独のような夜 柔らかな空気に包まれて お休みなさいませ 眠りの向こうへ 美しきを探しに… ...
続きを読む

硝子玉のように澄んだ瞳でいられたら 私はどんなに幸せでしたでしょうか 瞳に映る全てが いつまでも綺麗でありますように 穢れを知らぬまま 此処に在ることができたら 私はどんなに幸せでしたでしょうか 砂時計の砂が落ちるごとに 黒く歪んだ意味を知る 優しさの暖かさも 哀しみの冷たさも 機関が造り出す模倣品 そ...
続きを読む

言葉の断片が 頭を過ぎる 繋がらない 今は書けない 一つ一つ 気泡となって 浮かんでくるソレは いずれ 水面に昇ると同時に 消えてしまうのでしょう ...
続きを読む

少女の目に映るのは退廃 しかしながら その世界に咲く花の放つ光こそ そこに生きる少女そのもの だからこそ その目に映る全てが 美しく儚いのだ ...
続きを読む

言葉は引き金。 百聞とて生きていれば痛みに変わる。 それは言魂。 見えない感覚。 雲隠れの新月。 閃光と共に痛みが走る。 體は騙されやすい。 引き金の弾く音こそ痛みの源。 巡る分泌物。 目の前の光は現実。 決して幸福に向かう事のない光。 ...
続きを読む

言葉にしたくても 言葉にできないこともあるのね 綴ろうと決めても 胸が痛くて、苦しくて 指先が動かないんだわ それでも私が綴りたかったのは 貴方のきらきら光る その目だった 全て変わってしまったのに その目だけは変わらない きらきら きらきら もう それだけで十分 ...
続きを読む

絵の具の蒼を 水で溶いたように うっすらと光の灯る 時間の境界線 キラキラ光る窓の外は 夜の帳が降りる予兆 一秒の中で確実に 色彩を増していく 魔法の時間 ...
続きを読む

砕いた硝子を 拾い集めて 私に手渡す君 「いらない  もう、元には戻らないから」 パズルのように重なる 硝子の破片は キラキラと美しい 指に刺さる硝子の破片 君は美しい硝子に翻弄されながら パズルの完成を試みる 砕ける硝子は遠退く私 硝子で切れる指先は後悔の証 切れる指...
続きを読む