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赤い蕾を摘んでは愛で 新緑に沈む森へ埋めては 罪ながら救われるオルドローズを愛でながら 静寂を纏う晦冥に眠る 摘み始めたのは日盛り 恐怖に囚われたのは朧夜 眼球に焼きつき放れぬ深紅が こちらに黒い顔の妄想(ゆめ)を向けた月が最期 黒い顔の妄想(ゆめ)が愛しく囁いて 絶叫を繰り返しては 不眠の闇に身を堕とす 子守唄に...
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