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葬儀

形のない光の渦
日の光に反射して
照らし出す愛しい姿

ガラス越しに重ねた指先は
氷のように冷たく
いつか抱き合った体も
一枚のガラスに阻まれて
凍てついた体は
ガラスに身を委ねながら
ゆっくり力を失った

体から熱を失うように
ガラスの隔たりが
私から愛しい姿を奪ってしまう

冷たい口づけも
体に染み込んでいく
孤独な行為

橙色に染まる部屋
悲しい笑い
他愛もない約束

永遠の明日に繋がる
生かされる約束

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