明日の空へ
暖かな木漏れ日の中
ハルモニアを奏でるように
空に鳥は囀り
花はゆっくりと咲き綻ぶ
静かな朝
木漏れ日はカーテンのように
鼓動に朝を告げる
雫に濡れた夜も
灯りを抱きしめた宵も
暗がりに怯えた闇も
全てをなぎ払うように
それは暖かな旋律を奏で
全てを包みこむ
細やかな光の兆し
消えていく月の色
月は空の蒼に染まり
溶けながら
また明日を待つ
明日の彼方は蒼に染められ
永久に続く弧を描く
それを続けながら
全ての鼓動が思いを連ね
未だに見ない世界を
思い描いていく
鼓動の続く限り
果てしない空へと…
written by 月ノ音 姫瑠
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