黒雪姫
白雪が舞い降りた
たいそう冷たく
美しい礫
七つの朝を迎えてからは
結晶化していく私の身体を
アイアンメイデンが温めてくれる
白雪の積る音色が とても愛しい
白雪姫が永遠の乙女ならば
黒く塗りつぶされた林檎は
明日の朝日
でなければ
今宵の月光
全身に黒い林檎が廻った頃
天高く 光は昇り詰めるのでした
written by 月ノ音 姫瑠
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